クリミア編入問題を協議 米中首脳、思惑に違いも
- 2014年3月24日
- 世界のニュース
【共同】オバマ大統領と中国の習近平国家主席は24日、オランダのハーグで会談した。ロシアによるウクライナ南部クリミア半島の編入問題などについて意見交換。オバマ氏としては、中国との間で領土の一体性の重要性を確認し、ロシアをけん制したい考えとみられる。
ただ、中国側は慎重。外務省によると、習主席は3月初旬に行われたプーチン大統領との電話会談で「政治解決」の必要性は訴えたものの領土の一体性の重要性に関しては言及していない。首脳会談でウクライナをめぐる米中の思惑の違いが鮮明になる可能性がある。
オバマ氏と習主席による首脳会談は3回目。米中は互いに衝突を避ける「新たな形の大国関係」構築を目指しており、国際会議の場を利用して会談を重ね、東・南シナ海の安全保障問題や北朝鮮の核問題などで一致点を探りたい考えだ。
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