ノルウェー前首相を任命 NATO次期事務総長

 【共同】北大西洋条約機構(NATO)理事会は28日、9月末で任期が切れるラスムセン事務総長(61)の後任にノルウェーのストルテンベルグ前首相(55)を任命した。NATOが発表した。

 ウクライナ情勢をめぐり、緊張の高まるロシアとの関係が当面の課題。ストルテンベルグ氏はノルウェー首相在任中にロシアとの境界問題を解決した経験もある。昨年の総選挙で敗れて退任し、今月になって有力候補に急浮上した。

 米国と欧州の共同防衛組織であるNATOの事務総長は伝統的に欧州出身者が務めている。2009年に就任したラスムセン氏はデンマーク元首相。次期総長は13代目で、ストルテンベルグ氏は初のノルウェー出身の事務総長として、10月1日に就任する。任期は4年だが、延長も可能。

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