台湾がミサイル実射訓練 9月、与那国南方で

 【共同】台湾軍が9月23、24両日に沖縄県・与那国島の南に広がる台湾東部の太平洋で、主力ミサイルの実弾発射訓練を計画していることが26日、分かった。日台双方の関係者が明らかにした。主力ミサイルの実弾演習は珍しい。

 発射を予定しているのは、「空母キラー」とも呼ばれる台湾海軍初の超音速対艦ミサイル「雄風3型」と最大射程170キロの中距離対空ミサイル「標準2型」。標準2型をフル射程で発射するのは初めてという。

 台湾国防部(国防省)は訓練内容の詳細を明らかにしていないが、台北の軍消息筋は訓練の狙いについて「米軍のアジア重視戦略『リバランス(バランス調整)』に沿った動きだ」と指摘した。

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