IAEAを重点的に盗聴か 米当局、加盟国から懸念も

 【共同】26日付のオーストリア主要紙「プレッセ」は、米国家安全保障局(NSA)が国際原子力機関(IAEA、本部ウィーン)を日常的に盗聴する最も重要な対象に挙げていたと報じた。

 IAEAは国連の関連機関で、原子力の軍事利用を防ぐため、加盟国の査察を実施する「核の番人」。核兵器開発疑惑のあるイランと協議を続けるなど、加盟国の原子力情報が集中しており、他国から安全保障上の懸念の声も上がりそうだ。

 プレッセによると、ドイツ週刊誌シュピーゲルが入手したNSAの機密資料などで、IAEAが5段階の重要度のうち最も高い「1」に分類されていたことが判明した。報道についてIAEA、オーストリアの内務省、外務省ともコメントを避けた。

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