日米の新たな懸け橋に ケネディ次期大使

 【共同】米国の次期駐日大使となるキャロライン・ケネディ氏(55)が15日、来日する。米政界屈指の名家の出身で、知名度は歴代の大使と比べても群を抜く。ブランド力やオバマ大統領との近さを生かして日米の絆を強め、新たな懸け橋となれるのか。女性初の駐日米大使の手腕に注目が集まる。

 ケネディ氏は、暗殺から約半世紀を経た今も米国民に人気のあるジョン・F・ケネディ元大統領の長女として1957年に生まれた。ケネディ家は著名政治家らを輩出したが、華やかさの陰で悲劇もつきまとう。

 ケネディ氏の父親の元大統領に続き、司法長官を務めた叔父ロバート氏も暗殺された。弟ジョン氏も99年に自家用機で墜落死し、ケネディ氏は元大統領の子どものうち唯一の存命者となった。

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