原油急落、50ドル台割れ 最高値の3分の1に、NY市場

 【共同】5日のニューヨーク市場で原油先物相場が急落し、一時1バレル=50ドルの大台を割り込んだ。50ドル割れは2009年4月末以来、約5年8カ月ぶり。08年につけた過去最高値147.27ドルと比べれば約3分の1の水準。世界経済の先行き懸念による需要低迷の観測から売り注文が広がった。

 同日のニューヨーク・マーカンタイル取引所で指標となる米国産標準油種(WTI)の2月渡しは一時1バレル=49.95ドルまで下げる場面があった。

 市場では「石油輸出国機構(OPEC)が減産に動かなければ、30ドル台に下落しかねない」(日系証券)との声が上がった。

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