ワンレイル、配送効率化の人工知能プラットフォームを市場投入 〜 「最後の1マイル」向けの最適配達手段を即時特定

物流業界で「最後の1マイル(last mile)」と呼ばれる部分の配送サービスを提供する新興企業ワンレイル(OneRail、オーランド拠点)は9月1日、エヌビディア(Nvidia)の人工知能ソフトウェアを使った新しいプラットフォーム「オムニスター(OmniStar)」を市場投入したと発表した。

CNBCによると、小売業者向けオムニスターは、さまざまの配送手段を人工知能で分析し、個々の注文にとって最適の方法を特定する。同プラットフォームを採用すれば、比較的小規模の小売業者でもアマゾンやウォルマートといった大手に匹敵する配達効率を実現できる、とワンレイルは説明している。

オンライン購入の拡大にともなって、注文品をすばやく効率的に配達する能力は、多くの小売会社にとって非常に重要な要素となっている。「光速で意思決定しなければ利益率を落とす」「特に最後の1マイルはコストが高い」と、ワンレイルのビル・カタニアCEOは話す。

以前であれば、最適の配送経路を特定する作業には20分ほどかかっていた。オムニスターはそれを2分半に短縮する。その時間節約は、事業規模を拡大しながらも精密な供給網を維持管理できることを意味する、と同氏は話す。

同社の人工知能責任者デイヴィッド・ディーシラー氏によると、「人工知能はこの種の意思決定を非常に迅速化する。その点においてエヌビディアのハードウェアとソフトウェアが真価を発揮している」。

ワンレイルは、3年前にエヌビディアとの協力を開始した。その結果、固定的な規則と手作業の計画策定に頼るのではなく、リアルタイムで意思決定をくだし、妥当な費用で適切な運送会社を選択できる機能が実現した。

ワンレイルの独自データには1200万人以上の運転手および1000社以上の物流サービス協力会社で構成される配送網が含まれている。同社は、それを人工知能に学習させることで、もっとも効率的な配送方法を特定している。

オムニスターは、数社によってすでに採用されている。ある大手タイヤ販売会社は、オムニスターの活用によって向こう3年間に4000万ドルの経費節減を見込んでいるという。

(Gaean International Strategies, llc社提供)

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