生成人工知能時代における恋愛の始まり方 〜 チャットボットとの会話内容から相性最適合者を特定

2025年11月に初デートで対面したサスキア・ビジャトロさん(33)が、相手のセバスチャン・ミッチェルさん(36)についてデート前に知っていたのは、生成人工知能チャットボットが伝えた情報だけだった。

ウォール・ストリート・ジャーナルによると、ビジャトロさんは、デーティング・アプリケーション「アマタ(Amata)」のチャットボットを使って、自身の習慣や価値観、交際相手への希望についてアマタと語り合っていた。その結果、相性が良いと判断された男性がミッチェルさんだった。

ミッチェルさんは、「ドイツ生まれで、豪州とスペイン、スコットランドで育った」と紹介された。ビジャトロさんも外国育ちで、ともに真剣な交際を望み、子どもを望まないという点も一致した。

ビジャトロさんは20ドルを払ってデートを設定し、アマタの人工知能ボットの指示通りに、都心のバーへ向かった(都市名は明らかにされていない)。「初対面という感じがしなかった」とビジャトロさんは振り返る。二人はそれ以来、交際を続けている。

人工知能は昨今、引き合わせ(恋愛仲介、デーティング)サービス業界を一変させつつある。バンブル(Bumble)やグラインダー(Grindr)に代表される既存アプリケーションも人工知能基盤の相性照合機能を導入している。ヒンジ(Hinge)創業者のジャスティン・マクロード氏は、2025年末に同社を離れ、人工知能による引き合わせの新興企業を設立するために1800万ドルを調達した。

ただ、人工知能基盤の交際仲介サービスをめぐっては、チャットボットが利用者に対して過度にへつらったり、利用者の好みをそのまま繰り返すだけだったりといった苦情も出ている。

サンフランシスコ拠点の新興企業「ノウン(Known)」の創業者セレステ・アマドン氏はそういった不満を解消するために、利用者の自己申告と実像を見分けるアルゴリズムの精度向上に取り組んでいる、と話している。

(Gaean International Strategies, llc社提供)

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