シエナと富士通、光通信市場拡大の恩恵に 〜北米で専用機器の需要増大

 シエナ(Ciena)と富士通は、北米における光ファイバー・サービス市場成長の恩恵を受けている。

 デローロ(Dell’Oro)の調査報告によると、同市場は2013年第2四半期に前年同期比で18%も拡大した。

 フィアース・テレコム誌によると、北米では、一般世帯と企業向けに、より高速の広帯域接続サービスの需要が強まった結果、より多くのDWDM(Dense Wavelength Division Multiplexing)システムが配備されるようになり、光通信市場が好調に拡大している。

 ソフトバンクの傘下に収まった米スプリントの場合、100Gのイーサーネット帯域サービスを可能にし、さらに、400Gの光通信網の敷設を進めている。

 また、ベライゾンも200Gの高速通信技術の試験運用をニューヨーク=ボストン間で完了させている。

 シエナと富士通は、光通信向けの機器を開発して、通信サービス事業社に供給しており、同事業部の業績を大幅に上げている。両社とも同事業部の売上高を明らかにしていないため、具体的売上高や販売増加分は不明。

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