アカウントを大量閉鎖 中国版LINEの規制強化
- 2014年3月14日
- 世界のニュース
【共同】スマートフォンの無料通信アプリを利用し、中国の政治や経済について独自の視点で情報発信していた市民や組織のアカウントが大量に閉鎖されたことが14日、分かった。関係者が明らかにした。こうした情報発信は「公民メディア」と呼ばれ、社会に一定の影響力を持ち始めていたが、習近平指導部が規制に乗り出した可能性が高い。
閉鎖されたのはスマホでチャットなどを楽しむ「微信(ウェイシン、英語名WeChat)」のアカウント。微信は無料通信アプリLINE(ライン)と機能が似ているため「中国版LINE」とも呼ばれ、ユーザーが6億人を突破。中国で急速に普及している。
関係者によると、13日、著名ジャーナリストや改革派雑誌などのアカウントが一斉に閉鎖された。微信を運営するポータルサイト「騰訊」は中国メディアに対し「規律違反や多くの通報があったため」と説明している。
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