フェイスブック、匿名ログインを可能に 〜 モバイル広告仲介業にも参入
- 2014年5月1日
- ハイテク情報
フェイスブック(Facebook)のマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は、4月30日に開いた恒例の開発者会議「f8」において、フェイスブック利用者が第三者アプリケーションに匿名でログインできる新たなシステムを発表した。
フェイスブック利用者はそれによって、個人情報を渡すことなく第三者アプリケーションを試しに使うことが可能となる。
ワシントン・ポストによると、同社はまた、フェイスブックのアカウントを使ってアクセスを簡便化するウェブサイトにも、フェイスブック利用者の最低限の情報を開示するだけでアクセスできるようにした。その結果、閲覧サイトでも個人情報の開示を基本情報に限定できる。
それらの対応は、利用者が個人情報を管理できる権限を拡大させるもので、フェイスブック利用の信用を向上させることで、新規利用者の獲得と利用頻度の拡大を狙ったものだ。
ザッカーバーグ氏はさらに、第三者アプリケーションに広告を出稿する仲介サービスに参入する計画も明らかにした。
発表によると、同社は、世界で13億人という利用者の情報を武器に、フェイスブック内の広告主がその利用者情報にもとづく効果的標的広告を別の媒体に出稿できるよう仲介する。
モバイル広告分野ではグーグル(Google)が大きく先行しており、フェイスブックは広告仲介サービスによってグーグルに対抗するとともに、第三者アプリケーション開発業者がスマートフォンやタブレット向けアプリケーション上で広告収入を得られる環境を拡充する戦略だ。
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