「許可なし搬入」を採決 シリア人道支援で安保理
- 2014年7月14日
- 世界のニュース
【共同】国連安全保障理事会は14日正午(日本時間15日午前1時)すぎ、内戦下のシリアで人道支援に当たる国連機関などに対し、シリア政府の許可がなくても周辺国から国境を越えて支援物資を搬入できる権限を与える決議案採決のための会合を開く。
シリアでは政府軍や反体制派が包囲するなどして支援物資が届けられない地域がある。アサド政権が国境周辺地域への物資の越境搬入を許可せず、迂回を余儀なくされるケースもあるため、決議案はトルコ、イラク、ヨルダンとの国境計4カ所から、国連機関の判断で物資搬入を認める内容。
アサド政権を支持する常任理事国ロシアに配慮し、反体制派への武器などが混入しないよう、国連が担保する仕組みも採り入れている。約半年間の時限措置で、妨害などがあれば「さらなる措置」を講じるとしている。
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