集団的自衛権で集中審議 首相、慎重と強気交錯 野党追及も歩調合わず
- 2014年7月14日
- 日本発ニュース
【共同】集団的自衛権の行使容認の閣議決定後、初の国会論戦が14日、衆院予算委員会で展開された。拙速批判を踏まえ、安倍晋三首相は慎重姿勢をアピールしたものの、法制化に向けて強気な一面も見せた。13日の滋賀県知事選での与党候補の敗北を受け、野党は攻勢に出たが、行使容認への立場をめぐり歩調は合わない。政権を脅かすには至らなかった。
「法律を作れば国会で議論してもらう。議決をもらって(行使が)可能になる」「専守防衛を維持することに変わりはない」。首相は14日、衆院予算委集中審議の答弁で「丁寧さ」(官邸筋)を強調した。
閣議決定の後、内閣支持率は下落。与党は「政府の説明不足で世論には自衛隊の活動に歯止めがかかるかとの疑念がある」(公明党幹部)ことが一因とみる。
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