中国けん制の声明採択 日・中央アジア外相会合
- 2014年7月16日
- 世界のニュース
【共同】岸田文雄外相は16日、キルギスの首都ビシケクで、同国を含む中央アジア5カ国との外相会合に出席し、安倍政権が掲げる「積極的平和主義」への理解を求めた。会合では、中国の海洋進出を念頭に「力による威嚇」をけん制する共同声明を採択した。声明は、安全保障分野を含む日本の国際貢献に関し「高く評価し、支持」すると明記した。
会合で岸田氏は「国際協調主義に基づく積極的平和主義の立場から、地域および国際社会の平和と安定、繁栄にこれまで以上に積極的に貢献したい」と語った。
集団的自衛権の行使容認など安倍政権の安全保障政策について、中国や韓国の一部が「軍事大国化を目指している」などと反発している。政権側は、国際会議を利用し日本の立場を説明することで、国際社会からの支持獲得を目指す構えだ。
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