ベライゾンとAT&T、VoLTEで協業 〜 相互運用性を目指し共同実験へ
- 2014年11月4日
- ハイテク情報
米国の携帯電話サービス会社ら(キャリヤー)がLTEデータ通信網の次として推している次世代通信規格は、VoLTE(Voice over LTE)の互換性を補完するサポートとなるもよう。
業界2強のベライゾン・ワイヤレスとAT&Tは3日、VoLTEの相互運用性を2015年中に実現させるために協業する計画を共同で発表した。
両社は、VoLTEサービスをそれぞれに提供する計画をすでに発表していたことから、今回、その相互運用性を可能にすることで思惑が一致したもよう。
デイリーテック誌によると、アイフォーン(iPhone)6やアイフォーン6プラス、ギャラクシー・ノート4(Galaxy Note 4)は、VoLTEにすでに対応しており、ドロイド・ターボ(Droid Turbo)も近いうちに対応する見通しだ。
両社のVoLTE相互運用が実現すれば、HD音声通話が両キャリヤー間でも可能となる。
両社の共同声明によると、研究室における水面下での難しい実験はすでに進行中で、近い将来には、実地試験が計画されている。
最重要課題は、ベライゾンの通信網とAT&Tの通信網のあいだで、HD通話が高品質かつ安定的に実現することを実証することだ。それが解決すれば、次段階として動画電話とリッチ・メッセージングに関するVoLTEの相互運用性の試験に進む。
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