マイクロソフト、大規模データ対応を強化 〜 アジュール向けに新サービス

 大規模データ(Big Data)と解析関連機能の強化を進めるマイクロソフト(Microsoft)は、パブリック・クラウド・プラットフォーム製品のアジュール(Azure)を対象に、モノのインターネット(IoT=Internet of Things)および大規模データ用アプリケーション開発者向けリアルタイム・ツールを開発した。

 データ・センター・ノーレッジ誌によると、新サービスの一つであるアジュール・ストリーム・アナリティクス(Azure Stream Analytics)には、端末や検知器、基幹設備、アプリケーション、そしてリアルタイムの洞察をデータから導くためのイベント処理エンジンが含まれる。

 同サービスは、たとえば社用車群のリアルタイム管理をはじめ、携帯電話や通信網接続車両といった端末からデータ分析結果を得るといった用途でのIoT機能提供を想定している。

 もう一方のアジュール・データ・ファクトリー(Azure Data Factory)は、社内のSQLサーバー・データベースをはじめ、アジュールSQLデータベース(Azure SQL Database)やブログ、タブレットに保存された多種多様のデータの統合と管理を支援するもの。

 データ・ファクトリーは、さまざまの情報源のエンド・ツー・エンドのデータ・パイプラインを査定し、問題を見つけて解決する。

 マイクロソフトはまた、アジュール・イベント・ハブス(Azure Event Hubs)の提供を開始した。

 アジュール・イベント・ハブスは、毎秒何百万件というイベントをほぼリアルアイムで記録する。データはイベント・ハブス(Event Hubs)に集められ、逐次分析(ストリーム・アナリティクス)といったリアルタイム解析サービスを使って解析が可能。

 企業はイベント・ハブスと逐次分析を使って大量のリアルタイム・データを処理することで、意思決定の迅速化を期待できる。

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