デジタル変革、異種業界企業による設計協業を刺激 〜 製品開発の過程に新たな潮流

製品の概念および設計が他社との協業によって実行される動きが強まっている。ZDネット誌によると、モノのインターネット(IoT=Internet of Things)や人工知能で、製品の概念や設計の過程があたかもチーム・スポーツのようになり始めている。

▽「デザイン・マッシュアップス」

特に目立つのは、市場にすでに浸透し、使い勝手の良さが評価された技術やソリューション、製品を、台頭技術によって、進化させる動きだ。

専門家は、異種業界間での協業という動向と重要性の意味を込めて、「デザイン・マッシュアップス(design mashups)」と呼んでいる。

▽BMWとノースフェイス

BMWのデザインワークス(Desighworks)は、アウトドア衣料品大手ノースフェイス(North Face)と協業し、通気性に長けた防水素材「フューチャーライト (Futurelight)」を開発した。

BMWが2008年に発表した概念車「ジーナ(GINA)」に使われた防水性繊維を応用して開発された。ノースフェイスは、新製品を19年中に発売する。

▽ミュージック:ノット・インポッシブル

社会の複雑な問題を技術によって解決を試みるサービスのノット・インポッシブル・ラブズ(Not Impossible Labs)と技術流通サービスのアヴェント (Avent)は、「ミュージック:ノット・インポッシブル(Music:Not Impossible)」を共同開発した。

聴覚障害者が音の振動によって音楽を感じることができる。試作品開発に5年を費やした。これからさらに改良され、コンサート会場や歌手の演出に使われると予想される。

▽IBM、量子電算の法人向け応用化で協業

IBMは、商業用量子電算システムのキュー・システム・ワン(Q System One) の法人向け汎用化を進めている。

内装設計会社マップ・プロジェクト・オフィス(英国)やユニヴァーサル・デザイン・スタジオ、博物館向けディスプレイ用高級ケース・メーカーのゴピオン (Goppion、ミラノ)と協業し、量子電算を新製品の設計に応用する方法を開発中だ。

▽デル、ゲーム機の新機種をコンサルティング会社と共同設計

パソコンとサーバー大手のデルは、設計コンサルティング会社と協業し、ラップトップ型ゲーム機エイリアンウェア・エリア51m(Alienware Area 51m)を開発した。

22人の専門部隊を編成して、新型機種の概念と宣伝文句、動画素材をまずつくり、新型機種の設計に1年をかけた。

【https://www.zdnet.com/article/digital-transformation-spurs-design-collaboration-between-disparate-companies-industries/】 (U.S. Frontline News Inc.社提供)

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