タブレットの小型化、2013年下半期に加速 〜ディスプレイサーチが予想

 ディスプレイサーチ(DisplaySearch)のリチャード・シム氏によると、小型タブレットの出荷台数は2013年下半期に加速的に増加する見込みだ。アップル(Apple)でも、8インチかそれより小さな新機種を市場投入するとみられ、競合メーカーも小型タブレット製品種を拡充することが確実視されている。

 2012年には9インチかそれより大きな従来型が世界タブレット市場の主流で、全体市場の60%を占めた。しかし、昨年末あたりから小型タブレットの需要が伸び、2013年に入ってからは、小型タブレットの売れ行きが予想を上回る速度で伸びている。

 コンピュータワールドによると、「2013年には、小型タブレットがタブレット市場全体の60%以上を占めるだろう」とディスプレイサーチは報告し、9インチ未満の機種が全体の66%を占めるという予想をシム氏は示した。

 調査会社IDCは5月に、2013年の世界タブレット市場について、8インチ未満の小型機種がタブレット市場全体の55%を占めるという予想を示している。

 その背景には、アップルのアイパッド・ミニ(7.9インチ)が予想以上に売れると同時に、7インチ未満のさらに小型の下位機種(200ドル未満)が販売数を伸ばすという予想がある。

 アジアのスクリーン供給業者から話を聞き出したシム氏によると、エイサー(Acer)やエイスース(Asus)といったOEMのほか、デル(Dell)やレノボ(Lenovo)は、8インチ型タブレットを今年第3四半期に発売する計画だ。

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