アシアナ機が着陸失敗炎上 2人死亡、182人けが
- 2013年7月7日
- アメリカ発ニュース
【共同】サンフランシスコ国際空港で6日(日本時間7日未明)、ソウル発サンフランシスコ行きのアシアナ航空旅客機214便が着陸に失敗、地面に衝突して炎上した。サンフランシスコ市当局によると、乗客乗員計307人のうち、2人が死亡した。負傷者182人が病院に搬送され、うち49人が重傷。残りの123人は無事だった。韓国政府によると、死亡した2人はいずれも中国籍。
事故機はボーイング777。アシアナ航空によると、多くが機体から脱出した。乗客は韓国人77人、中国人141人、米国人61人で、日本人も1人乗っていた。外務省によると、日本人乗客は軽傷。この乗客は現地の総領事館担当者に電話で「事故機を無事脱出した」と話したという。関係者によると、乗客は男性。
韓国の国土交通省は7日、事故機について「胴体後部が滑走路に接触し(機体が)滑走路を外れた」と明らかにした。
■事故原因めぐり見方交錯 操縦ミスやトラブル説
【共同】サンフランシスコ国際空港で発生したアシアナ航空機の着陸失敗について、米運輸安全委員会(NTSB)は6日、事故原因の調査を始めた。人為的な操縦ミスのほか、同機が「何らかの予期せぬトラブル」(ウォールストリート・ジャーナル紙)に見舞われた可能性も指摘され、見方は交錯している。
現時点で注目されるのは、着陸体勢に入った際の機体の状態だ。複数の乗客や目撃者が米メディアに「通常より急角度で滑走路に降りていくのを見た」「機首が通常より持ち上がっていた」と証言。エンジンの再加速音を聞いた人もいた。
滑走路はサンフランシスコ湾に面した護岸から内陸へ伸びている。米メディアによると、事故機はまず護岸部分に接触して尾翼などがちぎれた後に胴体着陸、スピンして滑走路を外れた。
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