リンクトイン、人材採用支援ツールの第2世代を発表 〜 人工知能で脚色された履歴書への対応力を強化

リンクトイン(LinkedIn)は9月29日、人材採用業務を支援する人工知能代理人(AI agent)の第2世代「ハイヤリング・アシスタント2(Hiring Assistant 2)」を発表した。

ウォール・ストリート・ジャーナルによると、第2世代版は前世代版とくらべて推論や記憶、個人化の機能が向上し、有望候補者を特定する能力が高まっている。また、採用に関する文脈をより効果的に取り込むことができる。

取材に応えたダン・シャペロCEOは、新型コロナウイルス・パンデミック以降、求人1件あたりの応募者数が約30%増加していると説明した。求職者らは人工知能ツールを使って経歴書を作成し、応募先にあわせて履歴書内容を調整し、大量に送付できるようになっている。人工知能によって脚色された大量の経歴書から「本当に仕事ができる人を見つけ出すのがますます困難になっている」と同氏は指摘する。

ハイヤリング・アシスタントは、採用各社がそういった課題に対応できるよう図るものだ。第1世代を2025年に市場投入して以来、リンクトインが顧客会社らに提供する一連の人材採用関連ツールの年間経常売り上げは4億5000万ドルを超えた。

ハイヤリング・アシスタント2は、採用担当者が明示的に指定した絞り込みの規準だけでなく、実際に検討している応募者の特徴を把握して、検索を調整することができる。たとえば、特定の所在地の応募者を探す予定だったにもかかわらず、実際には遠隔勤務の応募者にも検討対象を広げている様子が検出された場合、同ツールがそれを知らせ、検索規準を調整すべきかどうかを尋ねるといった具合だ。

「採用担当者が言ったことではなく、その本来の意図にもとづいて候補者を探すことができる」とシャペロ氏は説明した。

また、大量の応募者がある場合にも、同ツールのおかげで「より多くの応募者を適切に評価できる」と同氏は話す。第2世代では、オープンAIや他社のすぐれた推論モデルを活用することで、微妙な意味合いをくみ上げる能力が向上している。

(Gaean International Strategies, llc社提供)

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