米中に次ぐCO2排出量 食料廃棄、環境にも悪影響
- 2013年9月11日
- 世界のニュース
【共同】国連食糧農業機関(FAO)は11日、世界で毎年生産される食料のうち約3分の1に当たる約13億トンが未消費のまま廃棄されるなどして相変わらず無駄になっており、それらの生産過程などで推定約33億トンの二酸化炭素(CO2)を排出しているとの報告書を発表した。国に例えれば、米国と中国に次ぐ3番目の排出量になるという。
無駄にされる食料(魚介類を除く)は年間約7500億ドル(約75兆2000億円)相当と推計。それらを生産するために使われた水の量はロシアのボルガ川の年間水量に匹敵し、生産に使われた土地は14億ヘクタールで世界の農地の28%に相当するとした。
食料が廃棄されるのは、54%が生産段階や収穫後の不適切な取り扱いによって、46%が小売りや消費者段階だった。
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