制球難でも粘りの投球 7試合ぶり勝利のダルビッシュ

 【共同】5回2死から、レンジャーズのダルビッシュは連続安打を許した。左打者のロニーを迎えた場面で球数はすでに108球を投げていた。最後は懸命に腕を振った速球で中飛に仕留め、5回を2失点。「全部(の球種が)コントロールできていなかった」と話したが、8月12日以来7試合ぶりの勝利を手にした。

 5安打7四死球の内容を考えれば、5回まで粘ったことは称賛に値する。1回は速球の制球が定まらず、7番打者への押し出し四球を含めて4四死球で2点を失った。思うようにストライクが入らず、4回までは毎回四球で走者を背負う展開。だが、気持ちを切らさずに併殺打などでピンチをしのぎ、追加点は許さなかった。

 自身の4連敗に合わせるように、チームは9月に入って大きく失速し、ア・リーグ西地区の優勝争いから後退した。それでも「悪いときもある。そのときにいかにチームの力を合わせて前を向いて戦っていくかだと思う」と前向きに話していたダルビッシュ。完璧からはほど遠い内容ながら、意地の投球で勝利を呼び込み「勝ったことがチームにとって一番良かったと思う」と表情を緩めた。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る