離着陸の電子機器、可能に FAA発表、国交省も検討
- 2013年11月1日
- アメリカ発ニュース
【共同】米連邦航空局(FAA)は10月31日、航空機の離着陸時にもスマートフォン(多機能携帯電話)やタブレット型端末などの電子機器が使えるよう規制を緩和すると発表した。搭乗から降りるまで電子機器の電源を切らずにゲームや音楽、動画を楽しめるようになる。機内WiFi(ワイファイ)を除くメールやインターネット、音声通話は今後も禁止される。
現在は離着陸時に電源を切る必要があるが、航空機メーカーや航空会社などの意見や分析を踏まえ問題ないと判断した。米航空会社の国内・国際線が対象で、機器の使用が運航に悪影響を及ぼさないとFAAが認めた航空機から順次使用が可能になる。
国土交通省も1日、規制を緩和できるか検討を始めた。現在は「通信用の電波を発しない電子機器でも、微弱な電磁波が航空機に悪影響を及ぼす可能性がある」との立場を取っており、日本の空港を発着する米航空会社便でも引き続き、離着陸時に電子機器の電源を切るよう求める方針だ。
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