フィスカーが更生手続き申請〜香港の投資家集団に資産売却
- 2013年12月2日
- 自動車関連
プラグイン・ハイブリッド車(PHV)メーカーのフィスカー・オートモーティブ(カリフォルニア州)は25日までに、香港の富豪が率いる投資ファンド「ハイブリッド・テクノロジー」に資産を売却し、同時に連邦破産法第11条に基づく会社更生手続きの適用を申請した。
ロサンゼルス・タイムズによると、フィスカーの資産を買い取ったのは「ハイブリッド・テクノロジー」。当面の経営資金としてフィスカーに約800万ドルのつなぎ融資を行った。
フィスカーはこれまで、エネルギー省から環境対応車の開発資金として約5億ドルの低利融資保証を受けていたが、経営不振から返済が滞っていた。フィスカーの破綻によって、政府は不良債権化していたローン債権のうち約1億3900分を失う。同省のビル・ギボンズ報道官は「当初の融資のうち約4分の3を守った」と説明した。
フィスカーは今後、ファンドの支援を受けながら2012年から中断されているPHV「カルマ」の生産を再開する。
スポーツ・タイプのカルマは、フィスカーの共同創業者ヘンリク・フィスカー氏によって設計されたが、欠陥問題によって計7件のリコール(回収・無償修理)が実施されている。
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