再生医療に学会認定医 安全向上へ、臨床培養士も
- 2014年3月4日
- 日本発ニュース
【共同】日本再生医療学会は4日、再生医療に必要な知識を持った医師と歯科医師の認定制度を始めたと発表した。人体に投与する細胞を扱うための臨床培養士も認定する。京都市内で3日間の日程で始まった総会で決定した。
細胞を使った医療を安全に進めるための法整備が進み、この分野の臨床研究や医療が拡大するとみられている。学会としても医師らの水準を保つため、教育訓練をする必要があると判断した。認定制度のほか、患者の利益を尊重し、社会への説明責任を果たすなどの心構えを列挙した「行動基準」も定めた。
臨床研究に参加する患者の健康が損なわれた場合の補償に備え、医師対象の保険制度を学会と保険会社でつくる方針も明らかにした。11月の開始を目指すという。
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