グーグル、配送サービスを拡大〜大都市以外に、大手業者と提携
- 2014年6月6日
- 米国ビジネス
グーグルは、オンラインで購入した商品の翌日配送サービスを従来の大都市以外の地域に拡大する。
ウォールストリート・ジャーナルによると、グーグルはサンフランシスコ、ニューヨーク、ロサンゼルスの一部地域に限定してグーグル・ショッピング・エクスプレス・サービスを提供してきた。しかし、カリフォルニア州では今後数カ月で北部全域に拡大し、北はオレゴン州との州境から南はフレズノまでの地域で配達サービスを提供する計画だ。
グーグルは遠隔地まで配達網を広げるため、「大手配送業者」との協力を進めていると説明した。
オンライン小売り最大手アマゾンに対抗する翌日配送サービスは、午後7時までに注文すれば翌日に配達する内容で、小売業者ではターゲットやトイザラス、ウォルグリーン、ホール・フーズ・マーケットなどの大手と提携している。
都市部では1度の配送行程で複数の配達をこなせるため、グーグルは青と白色の小型バンを独自に備えてサービスを提供してきた。しかし、エクスプレス部門の商品管理責任者トム・ファロウズ氏は「人口密度が低い地域では他社と提携する方が合理的」と話した。業者名や費用を消費者に転嫁するかどうかなどの説明は避けたが、全米規模および地域の業者と連携しているという。
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