ゲーマーは意外と社交的〜ESA調査、固定観念覆す
- 2014年6月13日
- アメリカ発ニュース
ビデオゲーム好きの人は孤独を好み、10代の男子に多く、地下室で独り寂しく遊んでいるという長年の固定観念はもはや通用せず、現代のゲーマーは社交的で社会意識も高いことが、コンピュータゲームの業界団体エンターテインメント・ソフトウェア協会(ESA)の調査で分かった。
USAトゥデイによると、3月に国内在住の1227人(年齢は13〜64歳)を対象に行われた調査では、ゲーマーの平均年齢は31歳で、男性は52%を占めた。過去60日間にゲームで遊んだ人の世代別割合は、ミレニアム世代(Y世代)が73%、X世代が62%、ベビーブーマーが41%だった。
また、ゲーマーは非ゲーマーよりも社交的で教育水準が高く、楽観的で継続的に成功を収め、家族とのつながりが深い上、社会に対する意識も高いことが判明した。
現在18〜33歳の人々を指す「ミレニアム世代(millennials)」の言葉を生み出した歴史学者のニール・ハウ氏は、「ゲームは過去20年間で人気が爆発し、かつて『頭を使わない』『非社会的』として片付けられた行為から大衆文化の中心になった」と話す。
ESAの調査ではこのほか、友達は大切だと考える人の割合をゲーマーと非ゲーマーで比べた場合、前者が57%、後者が35%で、ゲーマーの72%は友達とゲームをしていることが分かった。社交的な側面は他の活動でも見られ、テレビを1人で見ると答えた割合はゲーマーが23%、非ゲーマーは40%と対照的だった。
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