日本の調査捕鯨反対 米高官「殺す必要ない」

 【共同】ノベリ米国務次官(経済・エネルギー・環境担当)は13日、南極海の調査捕鯨停止を命じた国際司法裁判所の判決後も、日本政府が調査捕鯨を続ける方針を表明したことについて「現代の鯨類保全と管理において、(クジラを殺す)致死的な科学調査は必要ない」として反対する考えを示した。共同通信の取材に答えた。

 日本が将来的な再開を目指す商業捕鯨に関しても「米国は大型鯨類の保全に必要な商業捕鯨のモラトリアム(一時停止)を引き続き支持する」と強調、否定的な考えを示した。

 判決後も調査捕鯨の継続や商業捕鯨の再開を掲げた日本をけん制、米国の一貫した厳しい姿勢を明確にし、翻意を迫る狙いがある。

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