車「鉄離れ」で強化 素材各社、アルミや炭素
- 2014年9月12日
- 世界のニュース
【共同】自動車の車体に使う鉄を減らす「鉄離れ」の動きが、高級車やエコカーを中心に広がっている。車体が軽くなるアルミや炭素繊維の活用により、燃費効率の改善や、環境規制の強化に対応するために二酸化炭素(CO2)排出量を抑制する効果を狙う。素材各社は生産体制の強化に乗り出した。
メルセデス・ベンツ日本が7月に発売した中型乗用車「Cクラス」は、骨格に使うアルミの量の割合を従来の9%から48%に増やし、骨格が70キロ軽くなった。形状の工夫で空気抵抗を減らした効果もあり、燃費効率は最大3割向上した。
アルミと鉄の溶接は難しく、今回は高速でリベットを打ち込んで接合した。「これだけ多くのアルミを使う量産車は異例」(広報)という。
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