2番青木で打線に厚み 優勝S進出のロイヤルズ

 【共同】大リーグのア・リーグ優勝決定シリーズ進出を決めたロイヤルズで、青木が2番打者として躍動している。メジャーでは1番が多かったが、レギュラーシーズンで9月中旬から2番に入ると打率4割2分9厘と大当たり。「1番でも2番でも自分がやることに変わりはない」と言うが、つなぎ役や1番が倒れた後の突破口として欠かせない存在となっている。

 2番の役割は日米で大きく異なる。メジャーではエンゼルスのトラウトや今季限りで引退したヤンキースのジーターら強打者を置き、大量点を狙う傾向がある。

 だが長打力に劣り、小技や足を絡めた攻撃で得点を狙うロイヤルズは2番に日本に近いつなぐタイプを置く。ヨースト監督は「一発攻勢があるなら2番は長距離砲が効果的だ。われわれは中軸の前に出塁し、走者が得点圏に進むことを重視する」と説明する。

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