廃炉工程見直しへ 1号機燃料取り出し遅れ

 【共同】福島第1原発の廃炉に向け、国と東京電力は30日、1、2号機の作業計画を見直す方向で検討に入った。1号機では2017年度前半にも予定されていた使用済み燃料プールからの燃料取り出し開始が19年度前半に、溶融燃料取り出しが20年度前半から25年度前半にずれこむ。2号機はプール燃料の取り出しのため建屋上部を解体する方針。

 事故から30〜40年と見込まれる廃炉完了の時期に影響はないとしているが、作業計画を遅らせる形での見直しは初めて。来春に廃炉工程を改定する予定。

 1号機原子炉建屋は水素爆発により建屋上部にがれきが散乱。現在は放射性物質の飛散を防ぐため、建屋全体を覆うカバーが設置されている。今月22日にカバー解体に向けた作業に着手したが、当初の予定より作業は大きく遅れている。

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