大統領との「癒着」に非難 野党追及で中国仕切り直し

 【共同】中国企業が海外で落札した初の本格的な高速鉄道事業であるメキシコのプロジェクトが、一転して入札のやり直しとなった。メキシコ大統領と関係の深い企業が落札先に含まれていると、同国野党が非難したためとみられる。メキシコでの受注を突破口に北米での高速鉄道の事業展開を目指していた中国は、出はなをくじかれた形だ。

 同プロジェクトは首都メキシコ市と中部ケレタロの全長210キロを最高時速300キロで結ぶ。中国企業を中心にメキシコ企業4社を含む企業連合が今月3日に落札した。だが、メキシコ政府は6日、他に応札した企業がなかったなどとして、入札のやり直しを発表した。外交上のトラブルではなく、内政問題に起因した格好だ。

 「メキシコ政府が入札結果を取り消したことは遺憾だ」。高速鉄道を産業高度化の象徴と位置付ける中国の李克強首相は11日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議のために北京を訪れたペニャニエト大統領に伝えた。

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