トルコ軍の地上投入検討か 対イスラム国、米紙報道

 【共同】ワシントン・ポストは2日、米国とトルコが過激派「イスラム国」への対処をめぐり、シリア北部にトルコ軍特殊部隊を送り込み、米軍がその誘導でイスラム国を空爆する共同作戦を検討していると報じた。

 トルコとの国境沿いに穏健な反体制派武装勢力の拠点となる「安全地帯」をつくり出すことを想定しているが、実行に移せばシリアのアサド政権の反発は必至。同紙によると、オバマ米大統領は先週、作戦概要について説明を受けたが、まだ承認していない。

 トルコはこれまで対イスラム国作戦への協力の条件として、反体制派や避難民保護のためにシリア北部にアサド政権が攻撃できない区域の設置を求めており、米側がこれに一部応じる内容。米側はその代わり、シリア国境に近いトルコ南部のインジルリク空軍基地の使用を認められるという。

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