日本軍の南大西洋侵攻警戒 チャーチル、離島へ増派

 【共同】旧日本軍による真珠湾攻撃後の1942年春、当時のチャーチル英首相が同軍の大西洋侵攻を警戒、アルゼンチン沖に浮かぶ離島、フォークランド諸島へ防衛部隊を増派していたことが8日までに、英公文書館の資料で確認された。アジア太平洋戦線で進撃を続けていた日本軍をチャーチルが過大評価していた事実を浮き彫りにしている。

 資料によると、英政府は、日本軍が対米開戦に踏み切った41年12月、日本軍がフォークランド諸島を攻略する意図を持っているとの情報を入手。チャーチルは42年夏までに同諸島へ1700人の兵士を派遣した。

 チャーチルは軍幹部に宛てた42年4月1日付書簡で「フォークランド諸島が陥落すれば大英帝国全体が衝撃を受ける」と防衛強化の意義を強調していた。

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