教訓生かそうと努力 米原子力規制委員長

 【共同】米原子力規制委員会(NRC)のバーンズ委員長は10日、東京電力福島第1原発事故から学んだ教訓を生かすため「NRCは多大な努力を重ねてきた」と表明した。NRCが主催する規制情報会議の開催に合わせて声明を発表した。

 バーンズ氏は「11日で(福島の事故から)4年の節目を迎える。NRCは米国の原子力産業界とともに迅速かつ毅然と行動してきた。目を見張るような努力のおかげで、各原発では安全面で著しい進歩があった」と強調。今後について「重要な安全対策のほとんどを2016年末までに完了することを目指している」と説明した。

 バーンズ氏は、退任したマクファーレン委員長の後任として1月に就任したばかり。声明で「(安全対策の完了という)目標の達成のため全力を尽くすことが優先課題の一つだ」と位置づけた。

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