日産、ホンダの交渉大詰め 大手企業、18日に集中回答日

 【共同】2015年春闘で日産自動車やホンダなどの自動車大手は16日、ベースアップ(ベア)に相当する賃金改善分の妥結額をめぐり、大詰めの交渉を続けた。最大手のトヨタ自動車はベア4000円(昨年は2700円)で事実上決着しており、日産やホンダも昨年の実績にどの程度上乗せするかが焦点になっている。

 相場形成に影響力がある自動車や電機大手は18日に集中回答日を迎える。日立製作所やパナソニックなど電機大手6社は、ベア3000円(昨年は2000円)とすることで労使が事実上一致している。

 業績回復を背景に、自動車大手は高水準の回答が相次ぐ見通し。ホンダは16日、年間一時金(ボーナス)について労組側が求めていた5.9カ月分を満額回答する方針を明らかにした。ただベア(昨年は2200円)は労使の隔たりが大きいとして、交渉を継続中だ。

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