UPS、年内に約5%の値上げ
- 2015年10月19日
- 米国ビジネス
貨物輸送大手ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)は、年内に平均5%程度の値上げを実施する。
AP通信によると、10月26日に貨物料金を平均4.9%引き上げるほか、12月28日には地上配送料金を4.9%、空輸および国際サービス料金を約5.2%引き上げる。 広報担当者は「人件費の上昇や機材コストをカバーし、サービスに対する正当な報酬を確保するために値上げが必要」と説明している。
また11月2日からは燃油サーチャージ(追加料金)や重い小包の料金も引き上げる予定で、地上配送の燃油サーチャージは現在の4.75%から5.25%に、空輸および国際便は3%から4.5%になる。燃油サーチャージは、ディーゼル燃料やジェット燃料価格の動きに合わせて毎月調整しているため、燃料価格の低下で同社の売り上げは今年に入って伸び悩んでいる。
一方でコストも劇的に下がっており、15年上半期は燃料支出が前年より34%(6億6900万ドル)減り、純利益は22億6000万ドルと65%の大幅増を記録した。
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