サンダース氏挽回に厳しさ　民主、手堅いクリントン氏

　大統領選の民主党指名争いはクリントン前国務長官(68)が地元ニューヨーク州の19日の予備選で手堅く勝利し、サンダース上院議員(74)との獲得代議員数の差を広げた。米メディアはサンダース氏の挽回が厳しさを増し、徐々に不可能になってきたと伝え始めた。

　26日にはペンシルベニアなど東部5州で予備選が集中する。5州全体でニューヨーク州の291人を大きく上回る460人以上の代議員数を抱えており、クリントン氏が大きく票を伸ばせば過半数獲得が目前に迫る可能性が出てきた。

　民主党の指名獲得には代議員総数の過半数2383人が必要だが、AP通信によると、20日の段階でクリントン氏が1893人で、サンダース氏が1180人で追っている。東部決戦を前にした段階で単純計算するとサンダース氏は残り代議員の8割近くを獲得しないと過半数に届かない。(共同)

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