大会前決着狙うトランプ氏 クルーズ氏は代議員に接触
- 2016年4月21日
- アメリカ発ニュース
大統領選の共和党候補指名争いで、首位の実業家トランプ氏(69)が地元ニューヨーク州で大勝し一夜明けた20日、米メディアでは「かなり指名に近づいた」(CNNテレビ)との分析が目立った。このまま勢いに乗り、7月の党大会前に代議員の過半数を獲得し指名を早々に決めたい考えだ。
一方、CNNによると2位のクルーズ上院議員(45)は、今回の敗北により残りの代議員数を全部取っても党大会前の過半数確保は不可能となった。大会での投票による大逆転に望みをつなぎ、個々の代議員の支持を取り付ける「水面下の工作」(米メディア)に力を注いでいる。2人の戦略の違いは鮮明だ。
20日、トランプ氏が遊説先に選んだのは、26日と5月3日にそれぞれ予備選がある東部メリーランド州と中西部インディアナ州。代議員は計95人と中規模程度の票田だが、勝者が代議員の大半を獲得できる制度を採用。同氏は「費用対効果」の高い州を狙い撃ちした。(共同)
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