広島警戒、最高レベルに あと2週間、総力挙げる

 10日のオバマ大統領の広島訪問決定を受け、広島県警は約90人態勢の「警護警備対策室」を翌11日に立ち上げた。現職の米大統領が初めて被爆地を訪れる日まであと2週間。「完璧な上にも完璧な警備を目指す」。広島市内の警備態勢は急きょ最高レベルに引き上げられることになった。

 「世界中が注目する歴史的な訪問だ。総力を挙げる」。広島県警の宮園司史本部長は12日、県警幹部が集まる会議で決意を述べた。

 ある幹部は「あらゆることを想定して準備するしかない」と厳しい表情を浮かべながら話す。オバマ氏は、三重県で開かれる主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)の後、27日に広島入りする予定だ。現段階で、どんな手段、どのような経路で入るのかなど詳しい行程については県警に伝えられていない。(共同)

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