「エコブースト」で雇用を拡大〜フォード、人気上昇で追加投資

 フォードは、人気が急上昇中の「エコブースト」エンジン生産を拡大するため、米国内で数百人を追加採用する。

 デトロイト・ニューズによると、フォードは雇用を拡大するため、オハイオ州の2工場で数億ドルの投資を行う計画だ。全米自動車労組(UAW)との間で2011年に合意された、国内で1万2000人の時間給労働者を追加する計画の一環。

 フォードは09年、ターボチャージャーと直噴エンジン、可変カムタイミング(VCT)を組み合わせたエコブーストを投入。約1000ドル割高ながら、オプションで追加する購買客が増加している。

 将来の投資計画は公にされていないが、ハイブリッドや電気自動車(EV)の需要が上昇するまでの間、燃費性能に優れ、ディーゼルより割高ではないエコブーストの馬力と燃費性能を強化する方針だ。

 エコブーストは1月までの過去3年半、累計53万基以上を売り上げた。

 トゥルーカー・ドットコムはエコブーストについて、「最大の壁はより大型車への採用だが、既に『F-150』を通じてクリアしている」と語った。

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