乏しい容体情報、続く祈り マンデラ氏、再入院2週間

 【共同】南アフリカの反アパルトヘイト(人種隔離)闘争を率いたネルソン・マンデラ元大統領(94)が肺感染症の再発で再入院してから22日で2週間。容体は深刻ながら改善傾向にあるとされるが、政府の情報提供は少なく、詳細は分かっていない。国民は引き続き、回復を祈っている。

 8日未明に入院したマンデラ氏の容体に関する南ア政府の情報は、16日にズマ大統領が「深刻なままだが、改善し続けている」と語ったのが最後。大統領府報道官は共同通信に「その後、新情報はない」と述べた。

 入院先の首都プレトリアの病院は連日、マンデラ氏の家族が訪問。病院の出入り口には、多くの市民が回復を願うメッセージを張り続けている。警備に当たる警官の数は減ったが、報道陣が待機を続けている。

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