出境の背後に中国の影 「政府代表」が助言

 【共同】香港立法会(議会)の民主派議員、何俊仁氏は24日、記者会見し、香港に滞在していた米中央情報局(CIA)の元職員エドワード・スノーデン容疑者の弁護人を務めていたことを公表した上で、「政府の代表者」を名乗る人物が数日前に元職員側に接触、「安全に香港を離れられる」と告げていたと明らかにした。元職員の出境に中国当局が関与していた可能性が出てきた。

 何氏はこの人物が中国政府、香港政府いずれの「代表者」なのかは不明としたが、「この件で香港政府に決定権はなく、北京(の中央政府)が背後で操っていた」との見方を示した。

 元職員は、この人物のアドバイスを受け香港国際空港からモスクワ行きの便に搭乗したという。

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