元職員送還に「法的根拠」 米、ロシアに重ねて身柄要求

 【共同】米国家安全保障会議(NSA)のヘイデン報道官は25日、記者団に米当局が訴追した中央情報局(CIA)元職員エドワード・スノーデン容疑者(30)を、滞在先のロシアが米国に送還することは可能だと強調した。渡航書類の不備やスパイ活動取締法違反の重大な容疑が「明確な法的根拠だ」と主張し、身柄引き渡しを強く求めた。

 これに関し、米国務省当局者は記者団に、元職員はパスポートが無効な上、乗り継ぎに必要なロシアのビザ(査証)を持っていないことを示唆し「同様のケースで捜査機関の協力関係に基づく送還の前例も仕組みもある」との考えを表明。ロシアのプーチン大統領が引き渡しを拒否する考えを示したことに反論した。

 ヘイデン氏は、米ロ間に身柄引き渡しに関する条約はないことを確認する一方で「捜査当局間の強い協力関係」があると指摘。ロシアに身柄引き渡しに向けた「速やかな行動」を要請した。

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