iPS初の臨床開始 理研、網膜を再生
- 2013年7月30日
- 日本発ニュース
【共同】理化学研究所と先端医療センター病院(神戸市)は30日、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使い、目の難病患者の網膜を再生する臨床研究を8月1日から始めると発表した。さまざまな組織や細胞に変化する能力を持つiPS細胞を用いる臨床研究は世界初。
ノーベル医学生理学賞を受賞した山中伸弥京都大教授が、2006年に作製を発表したiPS細胞が再生医療に応用されることになった。
理研などはことし2月、厚生労働省に実施計画を申請。安全性や倫理面で問題がないかの審査を経て、田村憲久厚労相が今月19日に正式に了承した。
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