漁獲量削減を勧告 クロマグロで国際機関

 【共同】資源量の減少が指摘される太平洋のクロマグロについて、日米などの科学者や政府関係者でつくる国際機関「北太平洋まぐろ類国際科学委員会(ISC)」が、漁獲量削減など強力な資源回復策導入を勧告する報告書をまとめたことが6日、分かった。ISCが漁獲量削減の必要性を明確にしたのは初めて。

 報告書を受け、関係国は年末に開かれる資源管理機関の「中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)」の総会で対策をまとめる。厳しい国際規制の導入は避けられない情勢となりつつある。報告書は特に近年、漁獲の大半を占めている若い魚の漁獲量削減を求めた。

 日本は、太平洋のクロマグロを世界で最も多く漁獲している。ISCによると、2010年の産卵能力のあるクロマグロ親魚の資源量は過去最低レベルの2万トン程度に減った可能性がある。報告書は、12年も引き網漁によるクロマグロの漁獲量が極めて少なく「12年に新たに群れに加わった若い魚の量も少なかった」と分析。はえ縄漁の釣り針1個当たりにかかるクロマグロの量も減少が続いた。

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