ナイロビ空港で大規模火災 2人搬送、全面閉鎖

 【共同】ケニアの首都ナイロビのジョモ・ケニヤッタ国際空港で7日未明(日本時間同日午前)、大規模な火災が発生し、同空港は全面閉鎖された。施設に大きな被害が出たほか、ケニア航空によると旅行客と同航空スタッフの計2人が煙を吸って病院に運ばれた。2人とも大事には至っていないという。

 7日は1998年にケニアとタンザニアで起きた米大使館同時爆破テロから丸15年で、在ケニア日本大使館などが警戒を呼び掛けていた。現時点では火災の原因は不明で、テロと関係があるかどうかも明らかになっていない。

 同空港はアフリカ東部最大級のハブ(拠点)空港。多数の便がケニア南東部モンバサなど周辺の空港に行き先を変更した。空港当局者らによると、出火場所は出入国管理場付近とみられ、到着ロビーにも延焼。大勢の乗客や空港職員らが屋外に避難した。

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