グーグルとマイクロソフト、AWSに対抗 〜クラウド・サービスを拡充
- 2013年8月15日
- ハイテク情報
グーグル(Google)は、同社のパブリック・クラウド・サービス「GCE(Google Compute Engine)」に演算負荷自動均衡化機能を追加し、利用者らが需要の増減に応じて仮想マシーン(VM)を自動的に拡張および縮小できるようにした。
一方、マイクロソフト(Microsoft)も最近、アジュール・クラウド・サービス(Azure)に類似の機能を追加したばかり。
ネットワーク・ワールド誌によると、両社とも、アイアース(IaaS=Infrastructure as a Service)市場で最大手のアマゾン・ウェブ・サービシズ(AWS=Amazon Web Services)を追い上げるために機能拡充に注力しており、演算負荷自動均衡化はそのなかでも最も重要な機能と位置付けられている。
AWSは同機能を以前から提供している。
演算負荷自動均衡化には、自動均衡化(auto-balancing)と規模自動調整(auto-scaling)という二つの機能がある。トラフィックの急激な増減に際し、接続化された仮想マシーン群のなかで演算量を振り分けることで負荷を分散して演算効率や通信効率、電力効率を最適化するというもの。
前者は、通信帯域幅におけるトラフィック量をサーバー群のなかで再分配し、後者は、事前設定されているサーバー群のなかでCPUの演算負荷を振り分ける。
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