水害被害、50年に170倍 沿岸部の人口集中で

 【共同】世界の沿岸都市で起きる洪水や高潮などの水害による被害総額は、何も対策をとらない場合には2050年に現在の約170倍に増える恐れがあるとする研究結果を、世界銀行や欧州の研究者らが18日付の英科学誌ネイチャー・クライメート・チェンジに発表した。

 地球温暖化に伴う海面上昇や、地下水くみ上げによる地盤沈下に備えて防波堤を強化した場合でも、中国やインドなどで都市人口の増加が進むため、10倍程度の被害増は避けられないと推計。自然災害時の避難や復旧について事前に検討する対策が必要としている。

 研究チームは世界の主要136都市を対象に、50年までの人口増加や海面上昇、地盤沈下が洪水や浸水の被害額にどう影響するかを分析した。

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