洪水予測システム稼働 タイ、日本支援で世界初

 【共同】2011年に大洪水に見舞われたタイで、国際協力機構(JICA)の支援による「チャオプラヤ川洪水予測システム」が20日から本格稼働する。JICAによると、洪水地域を流域全体で予測するシステム実現は世界で初めて。

 洪水対策マスタープランづくりを含むJICAの「チャオプラヤ川流域洪水対策プロジェクト」の一環。予算は約4億円で、12年7月から開発を始め、同年9月から今月19日まで暫定運用。改良などを経て今回、本格稼働の運びとなった。

 システムは、日本の土木研究所が開発した「降雨流出はん濫モデル」や、JICAが実施したレーザー照射による地上高測定データ、タイ当局の雨量や河川水位などのデータを利用。流量と水位、浸水について、当日と過去7日間の状況と、向こう7日間の予測をインターネット上で一般に提供する。タイ語か英語の選択が可能。

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